大阪府阪南市 箱作自然海岸の広大なアマモ場 消滅 【大阪府議会 一般質問】
30歳の頃から、毎年春と秋の年2回、泉南里海公園磯浜と箱作自然海岸のアマモ場に潜り、海中風景を撮影し資料などを取集していきました。
その資料の量は、みかん4箱分くらいになっています。
さて、先月の2023年09月17日に、箱作自然海岸のアマモ場を確認してきました。
海岸は真っ黒で、波も真っ黒。海に入り、アマモの確認をしようと思いましたが、まったく生息していません。
昨年、2022年05月04日の箱作自然海岸のアマモ場は、1m四方くらいまで縮小し、おかしいぞと思っていました。
かつての豊かなアマモ場
「アマモ場は、「海のゆりかご」と呼ばれ、魚の餌場、産卵、稚魚の育成場となる場所です。
~省略~
かってアマモは瀬戸内海の至る所に生えていましたが、アマモ場は、大阪 府下 では、「阪南市」沖など、ごく僅かな場所にしか残っていません。アマモは、土中に地下茎をのばし、その先端部の節目から新しい芽を出します。また、春先に花が咲き、できた種が海底に落ち、冬に発芽します。」
以上は、かなり省略してますが、
今から18年前の2005 年、大阪府水産課・当時の豊かな海づくり推進グループが、はじめてアマモの種を府民に配布し、府民に育成してもらい、2006 年3 月26 日、せんなん里海公園磯浜へ移植する事業に取り組んだ時の、その18 年前に大阪府がホームページへ掲載したアマモの説明文です。このときのアマモの種は、兵庫県でとれた種でした(アマモ種子バンク)。
さて、この大阪湾のアマモ、しかも説明文にある「大阪府下では阪南市沖等ごく僅かな場所にしか残っていません」の、阪南市の箱作自然海岸の大変豊かなで広大なアマモ場が、なんと、現在、消滅しています。
« 故 稲盛 和夫 氏から学ぶ | トップページ | アマモ 大阪府阪南市 箱作自然海岸等 »
コメント