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2017年3月28日 (火)

自民提案の森友学園の100条委員会設置案 否決について

 この件、私自身、正確に記載していなかったので、改めて、思うところをもう少し正確に記録しておきます。
 地方議会で、100条委員会は何のために設置するか?地方議会の最も権力のある委員会であるので、通常は、告発・告訴を前提として、犯罪事実を積み上げていく作業や生じた損失の回復や制度面の不備の是正などを担う委員会になります。本質は、誰かの犯罪を明らかにしようとすること。
 もし、事実だけを明らかにするならば、地方自治法を読んでみて下さい、たくさんのチェック機能が書かれれています。地方の公権力をチェックするために、地方自治法には様々な手法が載せられているわけです。
 98条の特別委員会だってあるし、参考人招致も、通常の常任委員会でだって事実は明らかにできるし、本会議もある。199条や98条2項のように、監査委員・監査委員事務局を使い事実を明らかにする方法もある。
 全国の地方議会でも、結構、100条委員会は設置されていると思います。しかし、本当にその100条委員会の持つ権力を行使できた事例は少ないのではないでしょうか?
 身近な市町村議会の100条委員会を見れば、私も経験してますが、首長へのインネン的な100条も多いように思います。裁判になったら負ける・・・、名誉棄損で訴えられるかも・・・などの事例も多く、ただ法的に問題が無いのに気に入らないから100条をやっている議会も多数あると思われます。そいう100条委員会は、自然消滅していきます。これも、時間の無駄、税金の無駄でしょう。
 今回の大阪府議会の場合は、上記の例ではなく、地方自治法で可能な特別委員会や監査等々の事実の積み上げをおろそかにし、何に焦点を当てるのか、何が問題なのか、誰を告発するのかが、非常にあいまいで、準備不足です。だから、100条委員会設置に反対したわけです。
 100条委員会の行使は、誰かを犯罪者にする権力を持っている訳ですから、抑制的であるべきです。そこに至るまでの過程をもっと重視すべきです。もっと出来ることはあるのに、いきなり100条でなければならない理由がありません。
 松井知事は100条委員会設置に乗り気だったと思いますが、知事は自分の弁明の機会を持つことに主眼があったと思われ、知事の意向を我々は「忖度」しませんでした。鈴木幹事長は、冷静に判断されたと思います。
 そして、準備不足の100条委員会の典型例は、東京都議会の100条委員会でしょう。「何のショータイムなんだ?」と、驚きました。時間の無駄、税金の浪費だなと個人的に思っていたのですが、このような記載もあり(週刊ポスト)、まあみんなこれはアカンでと思ったのでしょう。
 もし、あの時点で、自民提案の100条委員会が大阪府議会で設置することになれば、東京都議会よりも遥かにダメな状態になったでしょう。要は、準備と焦点、事実の積み上げ。これらは100条委員会の前に様々な手法を駆使して準備しておくべきもので、それがないなかで、100条をしたって、何の値打もない時間を費やすだけ。
 100条委員会は、現状では時期尚早ですが、選択肢の一つとして持っておいて、いずれかの段階で必要になれば、行使すれば良いと考えます。

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